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『おとうと』は、1960年11月1日に公開された日本映画。 幸田文の同名小説(『おとうと』 中央公論社版)の映画化で、脚本は水木洋子、監督は市川崑。製作・配給は大映(東京撮影所)。宮川一夫により撮影された映像は、映画初の銀残しといわれる手法で現像され、独特の映像美が施されている。 キネマ旬報ベストワン、監督賞受賞作品。 1976年には、山根成之監督によりリメイクされている。その時はげんを浅芽陽子が、碧郎を郷ひろみが演じ話題になった。 == あらすじ == 小説家の娘であるげんは、放蕩者に身を落としている弟、碧郎(へきろう)の世話を甲斐甲斐しく焼いていた。それというのも、父の後妻である厳格なクリスチャンの義母が子供たちを冷淡に扱うからだった。げんはデパートで万引きの疑いをかけられて激昂して帰宅するが、その話を聞いた碧郎は面白がって悪友たちと窃盗に興じるのだった。しかし、ありとある遊戯に現を抜かす弟にげんは時に怒り、時に愛情をもって接する。そんな日々のなかで、碧郎は肺病を病み、再び回復することのない体になっていった。げんは病気が感染することも恐れず、碧郎のそばで生き、その傍らで眠る。弟とおのれの腕をリボンでしっかりと結びつけて。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「おとうと (1960年の映画)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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